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神々が座し、妖怪と人が住まう島。神社島

 

時は現代、そこは日本国土から離れた場所に浮かぶ小さな島。

東西南北に面した島のそれぞれの入り口には来る者を招き入れるかのように大きな鳥居が佇んでいる

島の中心となる神社を取り囲む様に日本の文化を感じる古い建造物や現代的なビルが建てられており、一風変わった町並みのそこは通称「神社島」と呼ばれていた。

 

 

かつて、人と妖怪は共存していた。

しかし何年経っても変わらぬ妖怪と違い、人々は長い年月を重ねるに連れて進化を遂げて行った。

進化と共に次第に妖怪の存在を忘れて行き、自らの力で光を創り出した時代には妖怪の数はいっそう激減した。

町に明かりが増えていく様子を眺めながら妖怪達も「この時代において我らの存在は無用」と考え緩やかな滅亡を受け入れる事にした―――

 

 

しかし、捨てる神あれば拾う神あり

 

 

見兼ねたある変わり者な神様が行き場を失った妖怪達の為に島を創ったのだ。

それが、この島の成り立ちと言われている。

 

此処は神が創りだし、神が座し、神が産まれる島――――これはそんな島に住まう様々な者達の物語である。

 

 

島内について

 

島の周りは海で囲まれていて一週間に一回港で島から日本国土までを往復する船が出ます。

島には結界が貼られていて住民とその船以外の出入りは出来ません。

 

神ヶ島神社(かみがしまじんじゃ)

 

神社島の中央に聳える大きな神社。

この島が生まれたと同時に作られた神社の為歴史長く、島一番の名物と呼ばれている。

東西南北に面した大きな鳥居から始まって、島の至る所にある階段から登って行く事が出来る。

境内は広く、古い割には手入れが行き届いている。

参拝客も多い為、中々に忙しく現在は巫女さんのバイトを募集してるだとか

また、島の結界を守る役割を果たしている。

一ヶ月に一回島のこれからについて話し合う集会が催されるが、基本的に集会とは名ばかりの宴会である。

 

玉響の森(たまゆらのもり)

 

島の北側にある大きな森。

何処と無くおどろおどろしい雰囲気を醸し出し、鬱蒼としている。

未だ都会や人間に慣れない一部の妖怪達が住み着いてるだとか。

一度迷い込んだら中々抜け出せない事で有名

 

巫町(かんなぎちょう)

 

島の西側にある古き良き日本のやや古風な風景や建築物が残る町。

住宅や商店街等もあるが、土産屋が多数並び島の外部から来た人間達から観光街として扱われている。

イメージとしては京都の祇園町に近い感じです。

 

新都心(しんとしん)

 

島の東側にあるオフィスビルやショッピングモールなど比較的新しいものが立ち並ぶ町。

働く者や娯楽を求めて遊びにきた若者など、常に賑やかで出入りが耐えない。

島の中で一番大きな駅が有る。

ちなみに妖怪にも等しく人権や戸籍が与えられているが、働くか働かないかは自由。

 

外葉村(そとばむら)

 

島の南側にある農業が盛んな町。

建物よりも緑が多く、絵に描いたような「田舎」を体現している。

遊ぶところも少なくこれといった目を引く物は無いがのどかで休憩にはうってつけの場所である。

基本的に島内の食物は此処から調達されている。

島民達からは外葉村と呼ばれているが正しい表記は「外葉村町」

 

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